この記事では、お風呂の排水口の蓋を取り外すことの利点と欠点、
蓋を外さないで排水口を清潔に保つ方法を紹介します。
お風呂の排水口の蓋を外すことを考えている方は、ぜひご一読ください。
お風呂の排水口の蓋の役割
基本的に、お風呂の排水口には2つの主な機能があります。
1. 外観を美しく保つため：
蓋がついている排水口には通常、ヘアキャッチャーが内蔵されています。
これにより、髪の毛やゴミがヘアキャッチャーにたまり、排水口に流れ込むのを防いでいます。
蓋をしておくことで、これらのたまったゴミが見えなくなり、外観を美しく保つことができます。
2. 床を平らに保つため：
近年のユニットバスでは、排水口が床よりも低い位置にあり、そのため床がくぼんでいます。
蓋をはめることでくぼみが埋まり、床が平らになります。
特にお年寄りや小さな子供のいる家庭では、蓋が段差をなくす重要な役割を果たしています。
お風呂の排水口の蓋を取り外すことのメリット
利点1：蓋の掃除が不要になる
お風呂の掃除は快適な入浴を保つために定期的に行われることが一般的ですが
蓋も掃除が必要です。
しかし、蓋を取り外すと蓋の掃除にかかる手間や時間がなくなり、家事の時間短縮につながります。
利点2：カビが発生しにくい
お風呂は高温多湿な場所であり、カビの発生条件が整っています。
排水口の蓋をすることで、内部に湿気がこもりやすくなり、カビが発生しやすくなります。
しかし、蓋を取り外すことで湿気がこもらず、排水口内のカビ発生が抑制されます。
利点3：ごみをすぐに取り除ける
排水口にはヘアキャッチャーが取り付けられていますが蓋をつけているとこれが見えなくなります。
蓋を外すとヘアキャッチャーが見えるため、ゴミの蓄積状況を常に確認できます。
これにより、すぐにゴミを取り除き、お風呂を清潔に保つことができます。
また、蓋がないと手で簡単にゴミを取り除けるため、手間が省けます。
お風呂の排水口の蓋を外すことのデメリット
これまで利点を紹介しましたが、同時にいくつかの欠点も考えられます。
利点だけでなく欠点も確認し、本当に蓋を外すべきかどうかを検討してみましょう。
欠点1：見た目が悪くなる
先述の通り、排水口の蓋を取り外すとヘアキャッチャーのゴミが見えるようになります。
ゴミをすぐに取り除くことができるという利点がありますが、
見た目が悪くなるという欠点もあります。
これは個人差がありますが、家族や友人を招く場合などには不快に感じる可能性があります。
欠点2：賃貸物件では蓋を保管する必要がある
賃貸物件では、原状回復の義務が発生します。
お風呂の排水口の蓋もこれに含まれ、勝手に捨てたり交換したりすることはできません。
蓋を外す場合は必ず保管し、退去時に再度取り付ける必要があります。
蓋を捨てると購入費用が退去費用として課せられるため、注意が必要です。
蓋をしないで排水口を清潔に保つコツ
以上を考慮し、蓋を外さない選択をした場合でも排水口を清潔に保つためのコツを紹介します。
蓋を使用する場合でも参考になりますので、ぜひご覧ください。
コツ1：掃除しやすいヘアキャッチャーに交換する
排水口のヘアキャッチャーは、髪の毛やゴミが溜まりやすいため、放置すると汚れが発生します。
掃除しやすい素材や抗菌加工が施されたヘアキャッチャーに交換することで
ゴミの取り除きやすさが向上し、汚れが溜まりにくくなります。
素材としては、ステンレス製や銅製のヘアキャッチャーがおすすめです。
これにより、掃除の頻度が減少し、清潔な状態を維持しやすくなります。
コツ2：定期的な掃除が重要
これは基本的な方法ですが、汚れがたまらないうちに定期的な掃除をすることが重要です。
毎回お風呂を使った後、ヘアキャッチャーにたまったゴミを捨て、
ヘアキャッチャーと排水口周りをお掃除用のスポンジで軽く湯洗いするだけです。
毎日のこまめな掃除により、ヌメリ汚れも発生しにくくなり、洗剤を使う必要もありません。
**まとめ**
今回はお風呂の排水口の蓋を取り外す際のメリット・デメリットと、
蓋を使わない場合に排水口を清潔に保つコツを紹介しました。
お風呂の排水口の蓋を取り外すことにはさまざまな利点・欠点があるため
これらを理解した上で自分に合った選択をするようにしてください。
さらに、蓋を使用しない決断をした場合は、まず排水口をしっかりリセットすることが重要です。
排水口や排水管の洗浄を簡単かつ確実に行いたい方は
水道修理業者に相談してみることもお勧めします。
