小さな子供のいる家庭では、おねしょは日常的な課題となります。
衣類とは異なり、布団は手軽に洗濯できないため、
おねしょで濡れた布団を放置すると、不快な臭いやシミの原因となります。
ここでは、おねしょで濡れた布団に対する正しい処理法をご紹介します。
おねしょで濡れた布団を放置するとどうなるか？
おねしょで濡れた布団は簡単に洗濯できないため、放置されることがあります。
しかし、放置するとさまざまな問題が発生します。
シミや異臭の原因に
おねしょで濡れた布団は、シミや異臭の原因となります。
尿にはアンモニアが含まれており、放置すると臭いが強くなります。
早急な対処が望ましいです。
おねしょで濡れた布団の誤った対処法
消臭スプレーの使用
おねしょで濡れた布団に対処する際、消臭スプレーを使うのはNGです。
これは表面だけの対処であり、奥まで浸透した臭いには効果がありません。
また、化学反応により悪化する可能性もあります。
熱湯をかける
おねしょで濡れた布団に熱湯をかけるのもNGです。
尿中のタンパク質が固まり、洗いにくくなる可能性があります。
洗う際は40℃前後のお湯を使用しましょう。
おねしょで濡れた布団の適切な対処法
クエン酸の使用
おねしょで濡れた布団には、正しい対処が必要です。
水分を吸収する
まず、おねしょで濡れた布団から水分をしっかり取り除きます。
乾いたタオルを使って水分を吸収し、絞らないように注意します。
クエン酸スプレーを使用する
消臭スプレーではなく、クエン酸スプレーを使って臭いを予防します。
クエン酸スプレーは水：200mlにクエン酸小さじ1～2杯を混ぜて作ります。
これをおねしょ部分に吹きかけ、乾いたタオルで拭き取ります。
都度作成するようにしましょう。
しっかりと乾燥させる
応急処置が完了したら、布団をしっかりと乾燥させます。
天気が良い場合は定期的に裏返して天日干しし、
悪天候時にはホットカーペットや布団乾燥機を利用します。
おねしょで濡れた布団の洗濯方法
部分洗いをする場合
おねしょの範囲が限られている場合は部分洗いが適しています。
尿を吸水したタオルで拭き取り、クエン酸スプレーをかけて臭い対策をします。
その後、天日干しで乾燥させます。
丸洗いをする場合
広範なおねしょの場合は丸洗いがおすすめです。
洗濯機が使用できない場合は、浴槽を利用します。
40℃程度のお湯と洗剤を使用し、足踏みで押し洗いを行います。
洗い終わったら十分にすすいでから天日干ししましょう。
シミがある場合
シミが気になる場合は、酸素系漂白剤を使用します。
シミに酸素系漂白剤を塗り、20～30分放置した後、
40℃程度のお湯で薄めた漂白剤に浸け置きます。
シミが取れたらよくすすいでから天日干ししましょう。
布団をおねしょで濡らさないためには？
トレーニングパンツを使用する
おねしょを防ぐためには、トレーニングパンツが役立ちます。
防水シーツを使う
防水シーツを使うのが最も簡単な方法です。全面タイプがおすすめです。
おねしょズボンを使用する
おねしょズボンは吸水性があり、おねしょ被害を最小限に抑えられます。
十分な洗い替えを用意しておくと安心です。
まとめ
おねしょで濡れた布団は放置せず、正しい対処法を取り入れて臭いやシミを予防しましょう。
誤った対処法は避け、防水シートやおねしょズボンを利用して、布団を清潔に保ちましょう。
