どうも、子どもの工作をこっそり捨てることに若干の罪悪感を感じながら生きている私です。
今日は「捨てられない子ども」の話をします。
共感してくれる人、絶対いると思う。うちだけじゃないはず。「これ捨てていい?」と聞いたら100%「ダメ」と返ってくる、あの現象。
穴あき靴下から始まって、雑巾まで捨てられないと嘆く娘の話と、そこから広がる「子どものモノを減らすための現実的な工夫」「工作・作品の保管術」「100均収納グッズ」まで書きます。
穴が3箇所あいた靴下を「捨てたくない」と言った夜
寝る前に「靴下履きなさいよ」と声をかけたら、長女・さくら(仮名・年長)が履いてきた靴下を見てびっくりした。
親指・親指の付け根・かかと——3箇所に穴があいてた。
3箇所て。もはや靴下の体をなしていない。かなり長いこと履いてるなとは思ってたけど、まさかここまでとは。
思わず笑ったら「捨てるのはヤダ。」と言い張る。
「なんで?」と聞くと、明確な答えは返ってこないんだけど——要するに「もう会えなくなるのが嫌」みたいな感じ。捨てたくないというより、「さよならしたくない」という感情が強いタイプ。
物を大事にすると言えば聞こえはいいけど、大事にしてるわりにその辺に放りっぱなしだったりするから、そこがまたツッコミどころでもある。
夫が「靴下さんが可哀想だよ。もう休ませてあげようよ。」と諭して、なんとか「今晩だけ最後に履く」という形で着地した。
靴下さんに休んでもらう、という表現、天才だと思った。真似する。
「捨てるのはヤダ」事件、靴下だけじゃなかった
靴下の話を聞いて「あ、やっぱりこの子は何でも捨てられないタイプだ」と改めて確信したエピソードがもうひとつある。
幼稚園の最後の週、さくらが帰ってきてこんなことを教えてくれた。
「今日、お掃除して、雑巾がすごく汚くなったから、先生が捨てちゃって。めい……悲しかった。」
……雑巾。汚れた雑巾。
汚いから捨てるのは当然では? という大人の論理は、さくらには通用しない。「捨てられた」という事実だけが悲しい。
笑っていいのか何なのか、微妙な顔をしながら「そうか、悲しかったね」と返しておいた。
これ、将来が少し心配になってくる。ゴミ屋敷一直線ではないことを祈ってる。
「これ捨てていい?」は禁句——捨てられない子どもとの付き合い方
子どもに「これ捨てていい?」と聞くのは禁句だと学んだ。
100%「ダメ」が返ってくるから。
例外なし。靴下でも、折り紙のくず一枚でも、「ダメ」。聞く意味がない。
じゃあどうするか。うちが実践していることをまとめます。
① こっそり捨てる(王道)
身もふたもないけど、これが一番現実的。
子どもが幼稚園に行っている間に、「もう使わないだろうな」と判断したものをそっと処分する。帰ってきて気づかれなければセーフ。気づかれたら謝る。
罪悪感はある。あるけど、全部取っておいたら家が終わるので仕方ない。
ただし、「絶対に気づく」ものは絶対に捨てないこと。お気に入りのぬいぐるみ・名前をつけている工作・毎日触っているおもちゃは、気づかれる可能性が高い。そういうものは処分の対象にしない。
② 「ありがとうしてからバイバイ」作戦
靴下の「最後にもう一晩履く」と同じ発想で、捨てる前に「ありがとう」を言う時間を作る。
「これ、長い間使ったね。ありがとうしてからさようならしようか」と一緒に言う。子どもが自分で「ありがとう」と言ってからバイバイする形にすると、すんなり手放せることがある。
有名な「こんまり」さんのメソッドを子ども向けにアレンジした感じ。うちでは「靴下さんに休んでもらう」バージョンで成功した。
③ 「交換ルール」を作る
新しいものを1つ買ったら(もらったら)、古いものを1つ手放す、というルールを設ける。
「新しい靴下が来たから、古い靴下はもう卒業しようか」という流れにすると受け入れやすい。新しいものへの期待感が、古いものへのさよならを助けてくれる。
④ 「写真に撮ってから手放す」
物は捨てても、写真はずっと残る——この論法が子どもに案外刺さることがある。
「写真撮ってスマホに保存しておくから、いつでも見られるよ。だからバイバイしようか」と提案する。特に工作・絵・お手紙などに有効。Googleフォトに専用アルバムを作っておくと、後から「見せて」と言われたときにすぐ出せる。
子どもの工作・作品問題、どう管理してる?
さくらと次女・はな(仮名・年中)、2人分の工作や絵が溜まり続けている。
特に幼稚園で作ってくる大物が困る。
段ボール+牛乳パックで作ったさくらのウサギさん(中にビー玉が転がれるようになってる大作)とか、**段ボール+お菓子の箱で作ったはなの「キリンのキリンちゃん」**とか。
ボロボロになってもセロテープと愛情で補修しながら、まだ普段使いしてる。捨てる気配がまったくない。
あのウサギさんに影響を受けたはなが家でも同じようなウサギさんを自作して、名前が「ぶりこハートちゃん」。おしりにハート型の穴を開けたから、とのこと。
さくらのウサギさんは「ハートぶりこちゃん」。
……うんちとおしりとおならの言葉に子どもが全力で喜ぶ現象、うちだけじゃないですよね。全国共通だと信じてる。
工作・作品の管理、うちの現実的なやり方
① 「飾る期間」を決める 作ってきたものを一定期間(1ヶ月など)だけ飾って、期間が来たら「次の作品と交代しようか」と自然に入れ替える。ずっと飾り続けない、でも一定期間はちゃんと飾る、というバランス。
② 写真に撮ってデータで残す 現物はいつか手放せなくても、写真はずっと残せる。工作の写真をGoogleフォトに「子ども作品」アルバムで管理しておくと、後から見返せるし、フォトブックにもできる。
③ 「殿堂入り作品」だけ現物を残す 全部は残せないので、本当にお気に入りの作品・思い出深いものだけを「殿堂入り」として現物保管する。子ども自身に「これが一番好き」を選ばせると、本人も納得しやすい。
④ 大物は「見える場所に飾る」から始める ウサギさんもキリンちゃんも、リビングの棚に飾ってある。見えるところにあると「大事にされている感」が出て、子どもも満足する。結果的に「そろそろ次の子に」という気持ちになりやすい……かもしれない(まだなってないけど)。
100均で揃う!子どもの作品・おもちゃ管理グッズ
子どものものが増え続ける問題、100均グッズで少しだけ整理しやすくなります。
作品・お手紙の保管グッズ
① フタつきBOX(ダイソー・A4サイズ) 「思い出BOX」「作品BOX」として使う。子ども1人につき1箱、というルールにすると箱に入りきらない分は自然に整理する機会になる。子ども自身に管理させると、自分の宝箱感が出て大事にしてくれる。
② クリアポケットファイル(ダイソー) 平面の作品(絵・お手紙・折り紙など)をファイルに入れて保管。A4サイズのクリアポケットが30〜40枚入って110円。年ごとに1冊作るとすっきりまとまる。
③ ラベルライター用テープ or ラベルシール(ダイソー) 「2024年・年長」など、いつの作品かを記録するラベルを貼っておく。後から見返すときに一目でわかる。
おもちゃ・工作材料の整理グッズ
④ 積み重ねできるカラーボックス用インナーボックス(ダイソー) 工作材料(空き箱・ペットボトル・毛糸など)の収納に。種類ごとにボックスを分けると子ども自身が「これ使いたい」と取り出しやすくなる。
⑤ メッシュポーチ(ダイソー) 小さなおもちゃ・ミニチュア系の収納に。中身が見えるので子どもが自分で探しやすい。「このポーチに入る分だけ」というルールにすると自然に量が管理できる。
⑥ S字フック(ダイソー) 工作で作ったものを壁やカーテンレールにぶら下げて飾る。棚のスペースを使わずに「飾る」ができる。
⑦ マスキングテープ(ダイソー・セリア) 子どもの作品に名前と日付を書いたマスキングテープを貼っておく。後から「これ誰が作った? いつ?」がわかる。作品を壁に貼るときの養生にも使える。
⑧ 折り紙・画用紙の残り管理ケース(ダイソー) 使いかけの折り紙・画用紙がそのへんに散乱しがち。A4サイズのケースにまとめて入れておくだけで、「あの紙どこ?」問題が激減する。
「物を大事にする子」を育てたい、でもゴミ屋敷は困る
物を捨てられないさくらを見ていて、「物を大事にする心」は大切にしたいと思う反面、「でもゴミ屋敷だけは勘弁して」という本音もある。
そのバランスをどう取るか。
正解はないと思うけど、うちが意識していることは——
「物を手放すことは、物を雑に扱うことじゃない」を伝える。
「もうボロボロだから捨てよう」ではなく、「長い間ありがとう、よく頑張ったね、休もうか」という言い方をする。物を大事にしながら、でも手放すことができる、という感覚を少しずつ育てたい。
靴下の「休ませてあげようよ」が上手かったのは、「捨てる」という言葉を使わなかったからだと思う。捨てる=ひどいことをする、という感覚がさくらにはあって、「休む」という表現がその壁を超えてくれた。
言葉って大事だなと改めて思った夜でした。
こっそり断捨離する親の罪悪感を少しだけ和らげる話
子どもが幼稚園に行っている間に、工作をこっそり処分したことがある人、絶対にいると思う。
罪悪感はある。でも仕方ない部分もある。
そこで少し罪悪感を和らげるために実践しているのが、「捨てる前に写真を撮る」こと。
捨てる前に写真に残しておけば、記録は残る。子どもが後から「あれどこ行った?」と聞いてきたとき、「写真あるよ、見る?」と言える。
完全に罪悪感がなくなるわけじゃないけど、「消えたわけじゃない、形を変えて残ってる」という感覚が少し気持ちを楽にしてくれます。
ちなみに「キリンのキリンちゃん」と「ハートぶりこちゃん」と「ぶりこハートちゃん」は当分捨てられる気がしない。しばらく棚の上でぼろぼろになりながら補修されながら生き続けると思います。
それはそれで、いいか。
まとめ——捨てられない子どもとの、長い戦いが始まっている
穴が3箇所あいた靴下を「捨てたくない」と言い張り、汚れた雑巾が捨てられて泣いて帰ってくる娘。
かわいいんだけど、将来が少し心配でもある。
でも「物を大事にする気持ち」は本物だと思うから、そこは大切にしながら、少しずつ「手放し方」も学んでいけたらいいなと思っています。
今夜も棚の上には「キリンのキリンちゃん」がいる。ボロボロだけど、まだ元気。
また更新します。読んでくれてありがとう。
