エラーコインを見つける場合、その識別方法を知っておくことが重要です。
一部のエラーコインは高い価値がつくこともありますので、異常を確認してみましょう。
この記事では、エラーコインを見分ける方法について詳しく解説します。
また、買取価格の基本知識や、高い希少価値を持つエラーコインの条件、
得意交渉のヒントも含めてまとめています。
エラーコインとは?
エラーコインは、製造過程の誤りによって正しく製造されなかった硬貨のことを指します。
通常、これらは流通前に取り除かれますが、まれに市場に出回ることがあります。
近年では技術の進歩により、エラーコインが出回る機会は減少しており、
その中で希少価値の高いものが多く見られます。
異なる種類のエラーコインには高い評価が与えられることがありますので、
見分ける方法を確認して探してみましょう。
エラーコインの買取相場
穴なし: 20万円
穴ずれ: 5~10万円
刻印ずれ: 数千円~数万円
角度ずれ: 数千円~5万円
傾打ずれ: 5~10万円
影打ちエラー: 20万円
裏写りエラー: 2万円
ヘゲエラー: 数千円
上記の買取価格は目安であり、
同じ種類のエラーコインでも製造年や状態によって異なる場合があります。
価値の高いエラーコインを見逃さないためには、見分けるスキルを身につけておくことが重要です。
エラーコインを見分ける方法
エラーコインの識別方法を以下に8つ紹介します。
各種類の特徴を簡潔にまとめているので、是非参考にしてください。
エラーコインの種類
【穴なし】 5円玉や50円玉に穴が開いていないエラーコインです。穴が開いていないことは一目で確認できますので、容易に見分けることができます。ただし、昭和24年以前の5円玉や昭和33年以前の50円玉にはもともと穴が空いていないので、注意が必要です。
【穴ずれ】 5円玉や50円玉の穴がズレているエラーコインです。数が多く希少価値は低いですが、中央からズレていればズレているだけ価値が高まります。
【刻印ずれ】 硬貨のデザインが中央からズレているのが特徴です。細部まで注意深く確認する必要があり、他のエラーコインと比較して買取相場は低いですが、刻印のズレが大きいほど価値が高まります。
【角度ずれ 】 表と裏のデザインの角度が異なるエラーコインです。両面を注意深く確認する必要があり、見分けるのは難しいですが、昭和40年代までの10円玉でよく見つかるので、確認してみてください。
【傾打ずれ】 裏と表のデザインの角度がズレているエラーコインです。角度ずれと異なり、デザイン全体がズレています。見分けるのは非常に難しいので、道具を使用することをおすすめします。比較的高い価値があり、ズレが大きいほど買取価格が高くなる傾向があります。
【影打ちエラー】 表と裏のデザインが同じになっているエラーコインです。刻印された硬貨が重なり、プレスされた結果です。高い希少価値があるため、高価で買い取られることがありますが、見落としやすいので注意が必要です。
【裏写りエラー】 裏と表のデザインが重なった状態で刻印されているエラーコインです。透けて見えるので、簡単に見分けることができます。10円玉に多いため、他の硬貨で見つかると買取価格がさらに高くなります。
【ヘゲエラー】 金属が剥がれ、一部がめくれているか金属の塊がついているエラーコインです。外観が損なわれているため買取価格は低いですが、平成年号のものは希少性があるため高値がつく傾向があります。
高値がつくエラーコインを見分ける方法
同じ種類でもエラーコインの買取相場は条件によって異なりますので、
その見分け方を確認しておくことが重要です。
高値がつくエラーコインの特徴を以下にまとめました。
希少価値の高いエラーコインの条件
【年号が新しい】
現代の硬貨製造技術の進化により、エラーコインの発生は減少しています。
したがって、製造年が新しいエラーコインは希少価値が高いとされます。
特に昭和40年以降の硬貨は流通量が少ないため、見つかれば高値がつく可能性が高いです。
【製造されなかった年のエラーコイン】
一般の硬貨が製造されなかった年のエラーコインは高値がつく傾向があります。
これらの硬貨は通常の流通用ではなく、
貨幣セット向けにのみ製造されたため希少性が高まります。
例えば、昭和62年の50円玉や昭和61年後期の10円玉などが挙げられます。
エラーコインを高く買取してもらうコツ
エラーコインを高値で売るためには工夫が必要です。
見分ける方法と共に、より高額な買取りを受けるコツを以下にチェックしましょう。
オークションや複数の買取店を利用する
高価な希少価値のエラーコインを手に入れたいと考える方は多いでしょう。
オークションに出品することで、買取店よりも高値で売れる可能性があります。
ただし、個人間での取引はトラブルのリスクがあるため注意が必要です。
また、異なる買取店で査定を受けて、高値で買い取ってもらえる店を選ぶことも重要です。
手入れをしない
エラーコインはそのままの状態で保存しましょう。
製造時の状態に近いほど価値が高まりますので、
洗ったり磨いたりすると表面が傷つき、価値が下がる可能性があります。
素手で触れることも避けましょう。
正しく保管する
エラーコインを保管する際は、直射日光や湿気を避けるようにしましょう。
直射日光による変色や湿気によるサビを防ぐことが重要です。
専用のコインケースを用意することで、買取るまでの期間、より良い状態で保管できます。
まとめ
エラーコインを見分けるのは初めてだと難しいことがあります。
各種類の特徴と見分け方を確認することが大切です。
新しい年号や製造がない年の硬貨は高値で買い取られる可能性が高まります。
エラーコインを高く買い取ってもらうコツも紹介しましたので、ぜひ参考にしてください。