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【書道の段位一覧】最高ランクはいくつ?履歴書に書くことは可能?

書道を始める際には目標が重要です。

多くの方が「段位って何?」、「段位の最高は何段まであるの?」、

「どのように段位を取得するのか?」、「段位を取得すると資格になるのか?」など

さまざまな疑問を抱えていることでしょう。

この記事では、書道の級位や段位、最高段位、

そして取得方法に関する諸疑問にお答えしていきます。

書道の段位とは?

書道の「段位」とは、基本的な概念を解説します。

同時に「級位」との違いも紹介いたします。

書道の段位や級位は、技術の程度を示す指標です。

これはスポーツや芸道においても一般的であり、

段位や級位が存在することは理解しやすいでしょう。

級位

通常、10級から始まり、9級、8級、7級と昇級していきます。

級位には飛び級があります。順番にひとつづつ昇級しなくてもいいのです。

そして1級に合格すると昇段試験が行われ段位に進みます。

段位

段位は「初段」から始まり、一つずつ上がっていきます。

ただし、段位には級位のような「飛び級」は存在しません。

昇段試験では、着実に一段ずつ上昇させる必要があります。

最高段位は各団体ごとに異なります。

初段はどの団体でも同じですが、

最高段位は8位の団体もあれば10位の団体もあります。

要するに、書道の世界では統一された最高段位が存在しないということです。

級位や段位を取得するためには、

所属する団体や協会に入会し、または書道教室に通う必要があります。

各団体や協会、教室が実施する昇級・昇段試験に合格すれば、

級位や段位が上がっていく仕組みです。

書道の級位・段位一覧

書道の級位や段位は所属する団体や協会、教室によって異なりますが、具体例を挙げてみましょう。

教育習字普及連盟

以下は「教育習字普及連盟」が設定している級位・段位の一例です。

これは、級位や段位を目指す方にとっての一つの目安となるでしょう。

【生徒の部】

級:10級・9級・8級・7級・6級・5級・4級・3級・2級・1級

段:準初段・初段・準二段・二段・準三段・三段・準四段・四段・準五段・五段・準六段・六段・準七段・七段・準八段・八段・九段・十段

【成人の部】

級:9級・8級・7級・6級・5級・4級・3級・2級・1級

段:準初段・初段・準二段・ニ段・準三段・三段・準四段・四段・準五段・五段・六段・七段・八段・研究科

これは一例であり、他の団体や協会が採用している段位にも様々なものがあります。

多くの場合、技量審査は「学童の部」(小中学生向け)と

「成人の部」(高校生以上向け)に分かれています。

それぞれが10級から1級までの級位と、

初段から10段(学童の部は8段)までの段位が設定されています。

学童の部で8段まで合格すると、

「特待生」と呼ばれる最高段位に達し、

中学生以下でありながら成人の部と同じ練習ができるようになります。

特待生を指導する師範は、10段の上、つまり成人の部の最高段位を取得した者です。

書道の段位は団体・協会・教室や流派で基準が異なる

英検や漢検のように基準が明確な資格では、

「◯級を持っている」と聞けば、その程度が具体的に理解できます。

しかし、書道においては団体・協会や教室ごとに異なる流派が存在し、

独自の認定基準が設けられているため、共通の基準がありません。

同じ「5段」であっても、所属する団体・協会や通う教室によってそのレベルが異なる

たとえば、Aという書道団体に所属する人が取得した「5段」と、

Bという書道教室に通う人が取得した「5段」は、

必ずしも同じレベルではない可能性があります。

団体や協会、教室が変わると再び段位を取得する必要がある

前述の通り、基準が異なるため、引っ越しや団体・協会の変更、教室の変更などがあった場合は、

新たにその団体や協会、教室が設定している級位・段位を取得する必要があります。

級位では飛び級がある一方で、段位は一つずつクリアしていく必要があることに留意しましょう。

書道の段位を取得するための団体・協会・教室の選び方は?

書道団体や協会、教室は多岐にわたるため、選ぶ際には迷うこともあります。

どのように選ぶとベストなのでしょうか?

選び方は個人の目標によるもので、

技量向上を重視する団体や協会もあれば、

書道を通じて精神的な成長も評価するところもあります。

書道を始める際には、自身の目標が技能向上なのか精神的な成長なのかなどを考慮し、

それに応じて所属する団体・協会や教室を選ぶと良いでしょう。

また、取得できる資格や称号も確認しておくことが重要です。

例えば、「教育習字普及連盟」では以下のような資格や称号があります。

  • 初段「初等部師範免許状」:小学課程指導が可能
  • 二段「中等部師範免許状」:中学課程指導が可能
  • 三段「高等部師範免許状」:高等課程指導が可能
  • 四段「助教授免許状」:一般成人指導が可能
  • 五段「教授免許状」:有段者指導が可能
  • 六段位:県連講習会助教
  • 七段位:本部助教
  • 八段位:講師補
  • 修師:五段以上取得者
  • 伝師:修師取得者
  • 伯師:伝師取得者

これらの資格や称号も、団体や協会、教室によって異なるため、

自分が目指す資格や称号がどの団体・協会で得られるかを確認することが重要です。

書道の段位は履歴書に書ける?

コツコツと努力を積み重ねて得た書道の段位。

一部の方は「これを履歴書に資格としてアピールできるのでは?」と考えることでしょう。

残念ながら、書道の段位は団体・協会・教室ごとに異なる認定基準が存在します。

そのため、免許や資格欄に書くことはできません。

しかし、「特技欄」には記載することが可能です。

書道の段位取得をアピールしたい方は、特技欄にぜひ明記してみてください。

一方で、「硬筆・毛筆書写技能検定試験」で取得した資格は履歴書の資格欄に記入できます。

この検定試験は、日本書写技能検定協会が実施し、文部科学省後援の唯一の技能検定試験です。

「硬筆・毛筆書写技能検定試験」で段位に合格すると、

一部の大学や専門学校の入試での優遇や単位認定が認められる学校もあります。

書道を学びたい方は、この検定試験に注目してみると良いでしょう。

まとめ

デジタル時代においても書道は美しい文字を学ぶ貴重な機会です。

書道を通じて得られる集中力や静けさは、心に平穏をもたらすことでしょう。

自分のペースで楽しんで書道を学び、段位取得を目指してみるのも素敵な挑戦となるでしょう。

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