高級車を中心に、車上荒らしや車両盗難が増加しています。
実は、盗難や車上荒らしに巻き込まれる車には予想外な特徴が存在します。
こうした状況から愛車を守るための方法や対策ポイントについてご紹介します。
ぜひ防犯対策に役立ててください。
盗難や車上荒らしの発生状況は?
自動車の盗難や車上荒らしの実態について知りたいですね。
2021年の自動車盗難に関するデータをまとめた日本損害保険協会のランキングによれば、
以下が被害が多い車種です。
車上荒らし被害の多い車種
- ランドクルーザー
- プリウス
- レクサス LX
- アルファード
- クラウン
- ハイエース
- ヴェルファイア
- レクサス LS/ハリアー
2003年には自動車盗難がピークで64,224件でしたが、
2021年には5,182件と90%も減少しています。
しかし、被害車両を見ると高級車が多く、1件あたりの被害額は上昇しています。
自動車盗難には車上荒らしも含まれており、
被害が出やすい車種に乗っている方は特に注意が必要です。
自動車盗難・車上荒らし・部品ねらいの都道府県別発生状況
自動車盗難や車上荒らしの発生が多い都道府県も気になりますね。
日本損害保険協会によると、大阪府が最も多く、3,914件の被害が報告されています。
愛知県が2番目で1,742件であり、大きな差があります。
被害が頻発しているのは関西方面や首都圏といった都市部が中心で、
車上荒らしではバッグや財布が最も狙われています。
工具類も多く盗まれているため、車内には貴重品を置かないようにすることが重要です。
盗難や車上荒らしに遭いやすい車の特徴とは?
盗難や車上荒らしに巻き込まれやすい車には、共通する特徴が存在します。
以下が狙われやすい車の特徴です。
- 高値で取引されるパーツを搭載した車
- ロックをかけていない車
- 車内に貴重品を放置している車(例: ゴルフ道具など)
- 人目が届きにくい場所に駐車している車
盗難車に狙われやすいのは、高額なパーツが組み込まれており、
それが転売で大きな利益を生む車種です。
車内にも高価なアイテムがあれば、それが車上荒らしの標的になります。
また、ロックをかけずに駐車したり、
人通りの少ない場所に停めていると、車上荒らしに遭う可能性が高まります。
盗難や車上荒らしから愛車を守るには?
愛車を盗難や車上荒らしから守るためには、以下を心得ることが大切です。
防犯5カ条
- 盗難防止機器を装着する
- 車内に貴重品を置かない
- 見通しがよく照明設備の整った駐車場に停める
- 必ずキーロックする
- カーナビの盗難対策をしておく
被害に遭いやすい場所
を把握することも重要です。
自動車の盗難や車上荒らしの多発地域としては、以下の順になります。
- 屋外の契約駐車場
- 自宅の屋外
- 通勤先の駐車場
- 自宅の屋内
- 路上
自宅周辺でも注意が必要であり、防犯カメラや照明の設置が有効とされます。
さらに、防犯機器の導入も考慮し、
自動センサーライトや運転装置の防犯機器、警報・通知装置、イモビライザーなどが有益です。
特に車を置く場所によっては、複数の防犯機器を組み合わせて使用することが望ましいでしょう。
まとめ
盗難や車上荒らしに遭う車の特徴は、
高級車、ロックのかけ忘れ、車内に貴重品を置きっぱなしにしていることなどが挙げられます。
また、車上荒らしに遭いやすい場所は
屋外の契約駐車場、自宅の屋内外、通勤先の駐車場などです。
愛車をこれらのリスクから守るためには、
積極的に防犯機器の設置・導入を検討することが重要です。