日本でも治安の良い地域であっても、空き巣被害は絶えることがありません。
空き巣に標的とされやすい住宅には、共通する特徴が存在するとされています。
空き巣被害を未然に防ぐためには、どのような対策を講じるべきでしょうか。
この記事では、空き巣に狙われやすい住宅と、その逆の特徴を紹介します。
空き巣対策にお役立てください。
空き巣被害には「前兆」がある？
空き巣において犯人は通常、衝動的に犯行に及ぶことはほとんどありません。
入念な下見を行い、慎重にターゲットを選定します。
被害に遭った家には、何らかの前兆が存在するとされています。
犯人は通常、事前に下見やマーキングなどを行うことがあります。
これは、犯行の計画を助ける「目印」として機能します。
たとえば、家族構成や留守の時間帯などの情報を
外部から見やすい場所に暗号化してメモすることがあります。
例えば、不在が多い時間帯が9時から18時であれば、
「0918」といった具体的な表記が使われることもあります。
その他にも、入りやすい家や侵入予定の窓に印を残すなどの手法が利用されることもあります。
見慣れない数字や絵のようなマーキングを発見した場合は、無視せずに注意が必要です。
無防備で警戒心の薄い家と見なされることで、
被害の標的にされる危険性が高まるためです。十分な注意が必要です。
空き巣に「狙われやすい」家に共通する特徴とは
空き巣は自身の安全を確保するため、慎重な下見を行うことが一般的です。
では、どのような家が空き巣の標的とされやすいのでしょうか。
人通りが少ない
空き巣は道具を使って家に侵入することが一般的であり、侵入までに時間を要します。
この際、人通りが少ない場所で狙いを定めることが多いです。
人目を避けるため、できるだけ人通りの少ないエリアに位置する家が
狙われやすい可能性が高いです。
死角が多く、防犯カメラが設置されていない家
空き巣は死角が多く、かつ防犯カメラが設置されていない家に侵入しやすい傾向があります。
高い木で窓や玄関が覆われている場合、犯人が隠れやすくなります。
一戸建てや低層の住宅では、防犯カメラの設置が犯罪の抑止力となります。
空き巣に「狙われにくい」家に共通する特徴とは？
空き巣に狙われにくい家も存在します。それらの特徴を紹介しましょう。
周りに目がある家
家の住人が留守であっても、周囲に第三者の目がある場合、
犯罪の発生に気づかれる可能性が高まります。
また、防犯カメラやセンサーで警備会社に通報されるセキュリティ対策が施された家は、
空き巣にとっては避けるべき対象となります。
空き巣犯はリスクを最小限に抑えたい傾向があります。
侵入に時間がかかる家
空き巣は人目を避けるため、侵入に時間がかかる家を狙いにくいと考えます。
侵入に5分以上かかると諦めることが多いとされており、
二重の鍵をかけたりピッキングに対抗するための対策を施すことで、
犯行のリスクを高めることができます。
空き巣が嫌がる家にするには？侵入対策を紹介！
空き巣の被害から家を守るためには、空き巣が嫌がる環境を整えることが肝要です。
以下に、具体的な侵入対策を紹介いたします。
施錠の徹底とワンドア・ツーロックの導入
空き巣は侵入に時間がかかる家を避ける傾向があります。
徹底的な施錠と、ワンドア・ツーロックのように二重に鍵をかけることで、
侵入への抵抗を高めることができます。
主鍵に加えて補助鍵を設置することも有効な侵入対策です。
防犯カメラやホームセキュリティの導入
空き巣が嫌がる家は、防犯カメラやホームセキュリティが設置されている家です。
特に低層のマンションでご近所との交流が希薄な場合は、これらの対策が有効です。
高い防犯意識をアピールする一環としても効果的です。
また、人の動きを感知してライトを点灯させる
センサー付きの防犯アイテムも夜間の対策に役立ちます。
不在であることをわかりづらくする工夫
不在であることがわからないような工夫も重要です。
特に一人暮らしの方は、家族がいるように見せかけることが有益です。
部屋の電気やラジオをつけておくなどの演出を行うことで、不在を悟られにくくなります。
まとめ
空き巣に狙われやすい家には
人通りが少ない、死角が多い、防犯カメラが設置されていないといった特徴があります。
逆に空き巣に狙われにくい家は、
周りに目があり、侵入に時間がかかるといった特徴が挙げられます。
侵入対策を徹底するためには、施錠やセキュリティの導入が重要です。
これらの対策を組み合わせて、安全な住環境を整えましょう。
