不快な蚊の季節がやってきました。
スプレーやその他の蚊対策アイテムを使用している方も多いでしょう。
ただし、人間が使用する蚊対策アイテムの中には、
ペットに有害な成分を含んでいるものもあります。
こうした場合には、安全で効果的な蚊対策になる植物や
ハーブを利用してみるのはいかがでしょうか。おすすめの植物をご紹介します。
蚊対策に効果的なおすすめ植物1｜蚊連草
蚊連草（かれんそう）は、その名にも分かるように、蚊対策に効果が期待できる植物です。
元々は蚊対策に有効なとされる「ゼラニウム」と「シトロネラ」を交配して、
蚊対策に特化した植物が誕生しました。
葉を肌にこすりつけて香り成分を広げると、蚊対策として効果が期待できます。
初夏には可愛らしい花も楽しめ、ガーデニングにも適しています。
「生きた芳香剤」とも呼ばれ、入浴剤や臭い対策にも利用できます。
冬には弱いため、屋内で日光の当たる場所に配置して育てるのがおすすめです。
蚊対策に効果的なおすすめ植物2｜レモングラス
レモングラスは、インド原産の植物で、主に暑い地域に分布しています。
レモングラスには、「シトラール」と「シトロネラール」という成分が含まれており、
これが蚊対策に有効です。
昔から蚊帳に編み込んで使用され、蚊対策に重宝されてきました。
その名が示す通り、レモンのような爽やかな香りが特徴で、
蚊対策だけでなく、ゴキブリやダニなどにも効果が期待できます。
耐暑性がありますが、寒さには弱いため、
冬は必ず室内に取り込んで、日当たりの良い場所に配置しましょう。
蚊対策に効果的なおすすめ植物3｜ローズマリー
ローズマリーは、肉料理によく使われるハーブです。
含まれている「カンファー」という成分が、蚊対策にも効果的です。
ローズマリーのカンファーは、樟脳とも呼ばれ、服に害虫がつくのを防ぐ働きがあります。
蚊対策だけでなく、ダニやノミ対策にも期待ができます。
ローズマリーは料理にも使われ、プランターで育てると多岐にわたる用途があります。
また、害虫に対して強い耐性を持ち、初心者でも育てやすい植物です。
蚊対策に効果的なおすすめ植物4｜ラベンダー
ラベンダーは香りが良いことで知られていますが、蚊にとっては嫌われる植物です。
ラベンダーの蚊対策効果は、花ではなく葉にあります。
防虫効果がある「リナロール」を多く含んでおり、
ハエや蛾を寄せにくくする効果もあります。
また、ラベンダーの香りは人にとっては鎮静効果があり、
アロマテラピーでも使われています。
ベッドサイドに置いておけば、蚊対策と心地よい眠りを誘ってくれるでしょう。
ラベンダーは高温多湿に弱い植物です。
雨に当たらないように、屋根のある場所に移動させ、
風通しの良い場所に配置しましょう。
蚊対策に効果的なおすすめ植物5｜レモンバーム
レモンバームは、柑橘系の香りが特徴で、蚊が嫌う植物の代表です。
市販の虫よけスプレーには、しばしばレモンバームの精油が使用されています。
この植物には、蚊が嫌う成分である「シトロネラ」が豊富に含まれています。
湿気を好む性質を持ち、ガーデニングでの栽培も容易なハーブです。
頑丈で増殖力があり、初心者でも手入れがしやすいです。
蚊対策に効果的なおすすめ植物6｜バジル
バジルはイタリア料理に欠かせないハーブで、料理だけでなく蚊対策にも適しています。
バジルの香りには、蚊が嫌がる「シネオール」と呼ばれる成分が含まれています。
窓際や玄関に配置すれば、蚊だけでなくハエの侵入も防ぐことが期待できます。
バジルは太陽光を好む植物です。
室内で育てる場合は、陽当たりの良いキッチンなどが適しています。
新鮮なバジルは料理に美味しさをプラスし、同時に蚊対策にもなります。一石二鳥です。
蚊対策に効果的な植物を上手に取り入れよう
蚊対策に効果的な植物は、香りによって蚊や他の害虫が嫌うものが多いことがわかります。
料理に使用できるハーブも、例えばバジルやローズマリーのように蚊対策に有効です。
これらの植物をプランターや庭に植えておくだけで、蚊が寄り付きにくくなります。
さらに、これらの植物をドライフラワーにしてポプリなどを作ると、
一年中虫よけ効果が期待できます。
まとめ
植物には香り成分による蚊対策効果が意外と多く存在します。
身近な植物をプランターや庭に配置するだけで、蚊の寄り付きを抑えられます。
蚊対策スプレーが苦手な方や蚊に刺されやすい方は、
これらの植物を取り入れてみてはいかがでしょうか。
