新聞を数える際には、1枚、1部、1紙など、
異なる単位が使われることがあります。
これらの単位を正確に理解することは少ないかもしれません。
そこで、この記事では新聞の計量単位である枚・面・部・紙・号について説明します。
正しい計量方法を覚え、ビジネスの場でスマートに活用しましょう。
新聞の計量単位とは？
新聞を1冊ずつ数えるときには、「部」という単位が基本です。
ただし、状況によっては枚・面・紙・号として数えることもあり、
これらも正確な使い分けが求められます。
以下では、これら5つの単位について紹介し、それぞれの違いを理解しましょう。
これらの単位は一般的に耳にすることがありますが、
微妙な違いがあるため、把握しておくことが重要です。
枚(まい)
「新聞1枚」とは、30～40ページの新聞から1ページを取り出したときの単位です。
1枚は通常、新聞の4ページに相当し、
例えば「子どもが新聞1枚を折りたたんで工作する」といった場面で使用されます。
面(めん)
新聞のページは「面」として数えます。
ページ番号が振られており、「1面、2面」といった形で数えます。
ただし、直接「ページ」として数えても差し支えありません。
部(ぶ)
「新聞1部」とは、朝刊または夕刊が綴じられたものを指します。
ポストに投函された新聞1冊は1部として数えます。
「部」の単位は新聞の発行数を示し、
「この新聞は1日あたり1万部発行している」といった使い方もあります。
紙(し)
新聞の種類は「紙」として数えます。
「わが家では新聞を3紙購読している」といった場合、
読売新聞・朝日新聞・日本経済新聞など、
異なる名前の新聞を3つ購読していることを意味します。
号(ごう)
「号」とは新聞が創刊されてからの通し番号を指します。
創刊号は1号であり、100回目の発行は100号となります。
大きなニュースがある場合には「号外」と呼ばれる新聞が臨時に配布されることもありますが、
これは通し番号のない臨時発行として呼ばれます。
新聞広告の計量単位とは？
なお、新聞広告の大きさを表現する際には、異なる単位が使われます。
ここでは新聞広告を数える単位について紹介します。
「段(だん)」で数える
新聞広告の大きさは「段」で測定されます。
1段は、新聞の1面を上から下に15分割した大きさで、
通常は高さが32mmです。
1面全体を使用した新聞広告は15段、
下1/3のスペースを使用した場合は5段、
半分のスペースを使用した場合は5段1/2と呼ばれます。
スペースが広がるにつれて、広告の出稿料も高くなります。
近年では、文字を大きくする傾向があり、
一部の新聞社では15段制から12段制に変更されています。
ただし、新聞広告の場合は現在も15段制の計量方法が一般的に使用されています。
まとめ
物事ごとに異なる計量単位が存在するのは、日本語の特徴です。
新聞の数え方にも微妙な違いがあり、使い分けがややこしいかもしれませんが、
これが日本語の魅力の一部です。
各単位の違いを理解し、正確に使用することで、社会人としてのスキルを高めましょう。
