鉛筆、私たちが普段なんとなく使っている文房具。
同じ濃さのものを使い続けていることが一般的かもしれませんが、
実は鉛筆には様々な濃さが存在します。
今回は、14本の鉛筆を用いて、その濃さの差を比較していきます。
鉛筆の濃さの順番
鉛筆に付いているH、B、Fといった記号は、芯の濃さと硬さを表しています。
HはHARD(かたい)、BはBLACK(黒い)の略で、
Hの数字が多いほど薄く硬い芯を示し、Bの数字が多いほど濃く柔らかい芯を示します。
例えば、2Bの鉛筆とHBの鉛筆を比べると、2Bの方が濃く柔らかい鉛筆となります。
また、「F」はFIRM(ファーム:しっかりした)を意味し、
HとHBの中間の濃さと硬さを持った芯です。
2Hから2Bまでの鉛筆を薄い順に並べると、以下のようになります。
- 2H
- H
- F
- HB
- B
- 2B
鉛筆の濃さ一覧
鉛筆の濃さを実際に比較してみましょう。使用したのは、6Hから12Bまでの鉛筆です。
一番薄い6Hと一番濃い12Bを比較すると、その差は歴然。
6Hから2Hまでは差があまり感じられませんが、
実際に使用してみると、6Hはかなり硬く、ざらざらとした感触があります。
逆に、6Bから12Bは芯が非常に柔らかいため、
少し強い力で書くだけで芯が削れてしまうほどです。まるで色鉛筆のような使い心地です。
濃い鉛筆専用の消しゴム
濃い鉛筆は軽い力で書けるが、通常の消しゴムでは消しづらい。
そこで、濃い鉛筆を消すために特化した消しゴムを2つご紹介します。
- MONO学習用: 2B以上の濃くやわらかい芯でも少ない往復で消すことができる。手の小さいお子様でも安定して持ちやすい設計。
- アーチ消しゴム小学生学習用: 小学生向けに改良された消しゴムで、2B・4Bなどの濃い鉛筆をラクに消すことができる。
鉛筆の濃さの順番と一覧まとめ
鉛筆の濃さは、Hが多いほど薄く、Bが多いほど濃い。
芯の硬さも、Hが多いほど固く、Bが多いほど柔らかい。
濃い鉛筆専用の消しゴムも存在し、それぞれの特徴を考慮しながら選ぶと良い。
今回、6Hから12Bまでの鉛筆を使用して感じたのは、
1本1本が異なる使い心地であり、
普段使っているHB以外の濃さも試してみることで新たな発見があるかもしれません。