一人暮らしをしているにもかかわらず、
高い食費に悩んでいる方は、支出を見直して食費を節約したいと考えることでしょう。
しかし、「無駄遣いはしていないのになぜか高い」と感じる方もいるかもしれません。
実は、一人暮らしの食費が高騰するのには予想外の原因が潜んでいることもあります。
この記事では、食費が高騰する予想外の原因や1ヶ月の平均食費の目安、
そして食費節約の方法について詳しく解説します。
一人暮らしの平均食費はどれくらい？
自身の食費が高いかどうかを知るためには、
月々どれくらいの食費が必要で、平均金額との差がどれくらいあるか
を確認する必要があります。
ますは、一人暮らしの平均食費を見てみましょう。
一人暮らしの1ヶ月の平均食費 政府の統計（※1）によれば、
一人暮らしの世帯の1ヶ月の食費は以下の通りです。
- 2022年1～3月 34,922円
- 2022年4～6月 38,442円
- 2022年7～9月 39,209円
- 2022年10～12月 42,010円
年齢や性別によって差が出ることもありますが、
基本的に一人暮らしの平均食費は35,000～40,000円前後と言えます。
これを大きく上回る場合は、食費を見直すことがおすすめです。
収入の10～15％を目安に 1ヶ月の食費の目安は、
手取り収入の10～15％程度だと言われています。
例えば、手取りが月20万円なら
食費は約30,000円、月30万円なら約45,000円が目安です。
一人暮らしの食費が高い驚きの原因は？
食費が増加する主な原因は、無駄な支出などが挙げられることが一般的ですが、
それ以外にも意外な理由が存在することがあります。
自身の食費が平均よりも高いと感じている方は、
「なぜか原因が分からない」という場合、
以下の点を確認してみると良いでしょう。
男性の方が女性よりも食費が高い
2019年の政府統計によれば、
男性の平均食費は月に44,466円であるのに対し、
女性の平均食費は月に36,729円となっています。
男性の方が月に約7,700円も食費が高い傾向があります。
これは男性が女性よりも食事量が多いためであり、当然に食費も高くなりやすいです。
社会人の方が学生よりも食費が高い
同じく2019年の政府統計によれば、
勤労者世帯の平均食費は月に44,348円でした。
一方で、一人暮らしの世帯の平均食費は40,000円前後と推定されています。
このことから、働いている世帯のほうが
働いていない世帯よりもやや食費が高い傾向が見られます。
高齢者も含まれる働いていない世帯もあるため一概には言えませんが、
一般的に社会人の方が学生よりも食費が多くなる可能性があります。
社会人は仕事で外食する機会が増えるため、
支出が増えやすい要因と言えるでしょう。
自炊が必ずしも節約に繋がらない
食費を抑えるために自炊を心掛けている場合でも、
実際には自炊が節約につながらないケースがあります。
たとえば、自炊用に購入した食材が余ってしまった場合や、
あまり使わないのに高価な調味料を購入してしまった場合など、
自炊によっても無駄な支出が生じることがあります。
ただし、工夫次第で自炊による食費節約の可能性は大いにあります。
次のセクションでは、自炊における節約方法について詳しく解説していますので、
ぜひ参考にしてみてください。
一人暮らしの高額な食費を削減する方法
一人暮らしの食費が予想以上に高い場合、
以下の方法を試して節約することがおすすめです。
月ごとの食費を平均レベルに抑えるために、以下のポイントを確認してみましょう。
一人暮らしの食費節約の方法
【まとめ買いをする】
食費を削減するためには、食材がお得なときにまとめて購入することが有益です。
頻繁な買い物は余計なお菓子などを誘発し、支出が増えやすくなります。
一度の買い物で数日分の食材をまとめ買いし、無駄な支出を抑えましょう。
【料理は作り置きする】
忙しい日や料理への気力がないとき、外食や買い食いに頼りがちです。
こうした場合に役立つのが作り置きです。
自炊時に余分に調理し、残りは冷蔵庫で保存しておけば、
自宅で食事を楽しむことができ、外食の回数を減らせます。
【食材は冷凍庫で保存する】
消費しきれない食材は冷凍保存しましょう。
まとめ買いした際に余ってしまう食材も、冷凍庫に保存すれば長持ちします。
使いたいときに電子レンジで解凍すれば、手頃な価格で手に入れた食材を利用できます。
【コンビニや自販機での購入を控える】
コンビニや自販機での買い物は便利ですが、
スーパーでの購入よりも割高です。
食費を抑えるためには、コンビニや自販機の利用頻度を減らし、
できるだけスーパーでの購入を心がけましょう。
1回の差額は小さいかもしれませんが、
買い物の頻度が増えるにつれて支出の差が大きくなり、節約に寄与します。
まとめ
一人暮らしの高額な食費の原因としては、
通常、買い物や外食の頻度が挙げられます。
しかしそれ以外にも、男性や社会人は一人暮らしでも食費が平均よりも高くなりやすいなど、
驚きの原因も存在します。
紹介した食費節約の方法を参考にし、
工夫を凝らして支出を抑えてみましょう。
