冷たい季節や雨の日に洗濯物を乾かすことが難しいことは、多くの人が経験しているでしょう。
室内で干すと不快な臭いや乱雑さが問題になることもあります。
この問題を解決する方法の1つは、浴室乾燥機の導入です。
しかし、電気代や設置費用、利便性に関して躊躇することもあるでしょう。
本記事では、浴室乾燥機の利点と欠点、節約方法、購入コストについて詳しく説明します。
浴室乾燥機を導入する際の参考にしてください。
浴室乾燥機のメリット
1: 洗濯物がしわになりにくい
洗濯乾燥機は衣類を縮めたりしわを寄せたりすることがありますが
浴室乾燥機はしっかりと乾かすため、しわや縮みの心配がありません。
2: 多機能
浴室乾燥機は乾燥だけでなく、浴室暖房や冷房機能も備えています。
これにより、冬の寒さや夏の暑さから解放され、快適な環境を維持できます。
3: カビ予防
浴室乾燥機の使用により、湿度を下げてお風呂内のカビの発生を防ぐことができます。
4:天候などに左右されない
外に干すわけではないので、雨だろうと雪だろうと
花粉が凄かろうと黄砂が凄かろうと
PM2.5が凄かろうと
気にせずどんなタイミングでも自分の都合に合わせて洗濯が出来ます。
浴室乾燥機のデメリット
1: 光熱費が高い
浴室乾燥機の使用には毎日の光熱費がかかり、洗濯機に比べて高額になることがあります。
2: 浴室はスペースに制約がある
浴室内には限られたスペースしかなく、洗濯物の量が制限されるため
分けて干す必要があることで手間がかかります。
3: 使用中はお風呂の利用が不可
浴室乾燥機の使用中はお風呂に入ることができず、家族との調整が必要です。
浴室乾燥機にかかる電気代
浴室乾燥機の主な懸念事項は電気代です。
4時間も使用すると、1日で約134円、1か月で約4,000円、
1年間で約48,000円もの費用がかかります。
電気代を節約するためのポイント
1. 夜間に使用する:
電気代が安い夜間に使用すると、年間で約1万円の節約ができます。
これはオール電化で時間帯別電気料金プランを活用している場合に適用される節約テクニックです。
2. 昼間に使用する:
オール電化でない場合、昼間の高い気温を活かして、短時間でも洗濯物を乾かすことができます。
日中に使用することで、1日20分の使用時間を短縮すれば、
年間で約4,000円の節約につながります。
3. エアコン＋扇風機を併用:
外で洗濯物を干すことが心配な場合、自宅でエアコンと扇風機を使用し
外出中だけ浴室乾燥機を利用しましょう。
これにより、年間で約24,000円の節約が可能です。
4. フィルターの手入れ:
浴室乾燥機のフィルターの詰まりを確認し、定期的な手入れを行いましょう。
フィルターの掃除は一般的に3か月から半年に一度が推奨されています。
フィルターの掃除方法はメーカーによって異なりますので、説明書に従って行いましょう。
5. 浴室内の水分を除去:
浴室内が湿っていると乾燥に時間がかかります。
残り湯がある場合は蓋を閉め、壁や床の水滴を拭いておくと
洗濯物を短時間で乾かすことができます。
6. 部屋干しと併用:
天気の悪い日でも部屋干しを行っておくと、浴室乾燥機の使用時間を減らすことができます。
例えば、日中に部屋干しを行い、乾かしきれなかったものを
夜間に浴室乾燥機を使用して乾かす方法がおすすめです。
浴室乾燥機の便利な使い方
浴室乾燥機は、デリケートな洗濯物やニット、ジーンズなどの陰干しに非常に便利です。
型崩れの心配がある場合は、洗濯物をバスタオルの上に敷いて乾燥させることで型崩れを防げます。
また、浴室乾燥機を定期的に使用することで、浴室内のカビの発生を予防し、浴室のお手入れも容易になります。
浴室乾燥機の後付けは可能か？
浴室乾燥機の後付けは、既存の換気扇を取り外して設置するため
換気扇が設置されている浴室では可能です。
ただし、一般的に浴室乾燥機は換気扇よりも大きいため、約40cm四方のスペースが必要です。
浴室のレイアウトやスペースによっては設置が難しい場合もあります。
照明と現在の換気扇の位置が近い場合、暖房を使用する際に照明に影響を与えることがあるため
設置が難しいこともあります。
後付けにかかる工事費（例）
後付けの費用に関して、浴室乾燥機本体は約3万円、
換気扇がすでに設置されている場合はさらに約3万円かかる場合があります。
換気扇がない浴室の場合、穴を開ける工事に1万～2万円、
電気容量や配線に問題がある場合、電気系統の工事が追加で1万～2万円かかることがあります。
また、洗濯物を干すためのポールを設置する際に、ユニットバスの変形を防ぐために
補強材などを使用する場合、1万円程度かかるでしょう。
全体として、最大でも15万円ほどの費用がかかることを考慮しておくことが大切です。
浴室乾燥機を設置する際の参考にしてください。
まとめ
浴室乾燥機は高齢者、子供のいる家庭、忙しい家庭、一人暮らしの女性、アレルギーに敏感な家庭などにおすすめです。
高齢者は体力的な負担を軽減し、子供のいる家庭や忙しい家庭は便利で、アレルギー対策を考える家庭にも適しています。
