パソコンやスマートフォンのインターネット接続に不可欠な無線ルーター。
老朽化や買い替えにより古い機器を処分するとき、
どのように廃棄すればよいか迷ったことはありませんか。
そこで、この記事では無線ルーターの廃棄手続きや方法について詳しく解説します。
初期化の必要性や廃棄時の留意点もお伝えするので、参考にしてください。
無線ルーターの廃棄手続き1｜まずは初期化を
無線ルーターを廃棄する前に、必ず初期化を行ってください。
なぜ初期化が必要か、そしてその方法について説明していきます。
初期化の理由と手順
通常使用している無線（Wi-Fi）ルーターには、
接続設定に関する情報や記録（例: パスワードやSSID）が残っています。
これらの情報が第三者に漏洩しないようにするためにも、
使用しなくなったルーターは初期化して廃棄する必要があります。
初期化の方法は機種によって異なりますが、
一般的には無線ルーターのリセットボタンを数秒間押すことで初期化が可能です。
リセットボタンが見つからない場合や操作ができない場合は、取扱説明書を確認してください。
無線ルーターの廃棄手順2｜実際の廃棄方法3選
無線ルーターを廃棄する際の正確な手続きについて見ていきましょう。
自治体の規定に従って廃棄する
通常、無線ルーターは「不燃ごみ」として自治体によって回収されます。
ただし、無線ルーターやその他通信機器は、
環境省が小型家電リサイクル法の対象品目に指定しています。
そのため、自治体によってはリサイクル専用ボックスを設けて回収していることもあります。
無線ルーターを廃棄する前に、お住まいの自治体の指示に従った捨て方を確認してください。
販売店やメーカーの回収・引き取りサービスを活用する
家電販売店やメーカーでは、新しい無線ルーターを購入した際に
使わなくなったルーターを回収してくれる場合があります。
一部の店舗では下取りによって回収することもあり、
これを利用することで購入費用を抑えることができます。
ただし、全ての店舗やメーカーが回収サービスを提供しているわけではないため、
事前に確認が必要です。
フリマアプリやリサイクルショップで売却する
もし古いけれどまだ使える状態であれば、
初期化した無線ルーターをフリマアプリやリサイクルショップで売却し、
現金に換えることも考えられます。
中古の無線ルーターは需要があることがありますが、
故障している場合はトラブルの原因になる可能性があるため、注意が必要です。
また、取扱説明書や外箱、ケーブルなどの付属品が揃っていれば、
高い値段で取引されることがありますので、売却前に確認しておくことをお勧めします。
無線ルーターの処分における注意ポイント
無線ルーターを処分する前に、留意すべきポイントを詳しく解説します。
レンタル品でないことを確認する
無線ルーターを廃棄する前に、それがプロバイダからのレンタル品でないことを確認してください。
プロバイダからのレンタル品の場合、返却が必要となります。
勝手に処分した場合、料金の請求が発生する可能性があるため、契約書などを確認しましょう。
また、返却に関連する付属品も確認するため、プロバイダに問い合わせることをおすすめします。
無許可の不用品回収業者には依頼しない
一般家庭から出るごみは通常「一般廃棄物」として処分されます。
このため、回収業者は住んでいる自治体からの委託を受けているか、
「一般廃棄物処理業許可」を取得している必要があります。
ただし、「産業廃棄物処理業許可」「産業廃棄物収集運搬業許可」「古物商の許可」などだけを持つ
回収業者には関わらないことに留意してください。
無許可の業者に依頼すると、処理が適切か確認できないばかりか、
不法投棄などの問題が発生する可能性があります。
無許可業者による回収は違法であるため、注意してください。
無線ルーターの正しい廃棄方法を確実に行いましょう
無線ルーターの適切な処分方法は、通常「不燃ごみ」として自治体によって回収されます。
ただし、一部の自治体ではリサイクル法に基づき回収ボックスを設置していることもあるため、
事前に確認が重要です。
不要な無線ルーターを買取業者に頼む場合は、特に注意が必要です。
違法な業者に依頼しないように、
業者が自治体からの委託を受けているか、
「一般廃棄物処理業許可」を取得しているかを確認してください。
まとめ
無線ルーターの処分方法は様々ですが、重要な情報漏れを防ぐためにも、
「初期化」を行うことが重要です。
また、レンタル品でないかの確認も怠らないようにしましょう。
無線ルーターを廃棄する際は、違法行為を防ぐためにも、
初期化を行い、自治体に準じた処理方法で行うようにしてください。
