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4月10日。場面緘黙の娘が消え入るような声で「おはよう」と言えた朝——小学校初登校日のリアルと、おばあちゃんのサプライズが生んだ奇跡

どうも、娘の帰りが待ちきれなくて玄関前で草むしりをしながらうろうろしていた私です。

入学式から一夜明けて、長女・さくら(仮名)の小学校初登校日でした。

場面緘黙・不安障害のあるさくらが、登校班の集合場所で消え入るような小声で「おはよう」と言った瞬間のこと。

夫婦2人で「おかえり!!」と馬鹿みたいに元気に迎えに出たこと。

そしておばあちゃんのサプライズ訪問で起きた、思わぬ奇跡のこと。

全部まとめて書きます。


「枕元に着替えを置いて寝た」作戦が天才だった

初登校の朝、さくらが起きたら枕元に着替えが置いてあった。

夫から妻にアドバイスがあったらしく、前日の夜のうちに翌日の着替えをセットして枕元に置いておいたらしい。

起きてすぐ、機嫌はよくなかったけど——着替えが目の前にあるから、考えるより先に着替えることができた。

これ、天才の発想だと思う。

朝の支度って「何をするか思い出す→探す→やる」という手順が発生するたびに時間がかかる。それを「起きたら目の前にある→やる」に短縮するだけで、朝の流れが全然変わる。

しかも機嫌が悪いまま「着替えなさい」と言い続けなくていい。着替えが目の前にあれば、黙ってても着替える。

これ、小学校低学年に限らず、幼稚園・保育園の子どもにも使えます。


「起床から登校まで」の時間が幼稚園より50分早い問題

小学校って、幼稚園・保育園より登校時間が早いことが多い。

うちの場合、幼稚園のときの家を出る時間と比べて50分も早くなった。

50分って結構大きい。朝のルーティンを全部50分前倒しにしないといけない。

「慣れるまでは苦労するだろうな」と思っていたけど、初日はかなりうまくいった。その理由を整理してみると——

  • 前日夜に着替えをセットしておいた
  • 時間割と持ち物を前日に一緒に確認した
  • ラジオ体操でエンジンをかけた
  • 登校班の集合時間というデッドラインがある(一人だと「まあいいか」ができない)

特に最後のデッドラインが大きい。「絶対この時間に出ないといけない」という制約があると、ダラダラが自然と防げる。


朝の支度をスムーズにするための工夫——前日夜にやること5つ

「朝バタバタしてしまう」問題、子育て家庭の永遠の課題。

うちで効果があったことをまとめます。全部前日夜にやること。

① 翌日の着替えを枕元(または見えやすい場所)にセットする 今回の天才作戦。上から下まで全部出しておく。靴下まで。

② 時間割を一緒に確認して、ランドセルに詰めておく 「あれ入れた?」を朝にやらない。前日夜のうちに教科書・ノート・道具を全部詰めておく。

③ 連絡帳・提出物を「出す場所」に置いておく 翌日提出するものを、玄関や机の上など「絶対通る場所」に置いておく。忘れ物防止の最強策。

④ 朝ごはんのメニューを決めておく 「今日は何食べる?」を朝にやらない。前日夜に「明日はトースト」と決めておくだけで、朝の判断が一個減る。

⑤ 起きる時間の15分前にアラームを「予告」でセットする 本番の起床時間の15分前に一度小さな音でアラームを鳴らす。いきなり起こされるより、段階的に覚醒できるので機嫌よく起きやすくなる。


登校班の集合場所で、さくらが「おはよう」と言えた

登校班の集合場所まで、夫婦2人+次女・はな(仮名)で見送りに行った。

親バカ全開で、全員で集合場所まで行く。

我が家のメンバーが一番多かったと思う。別にいい。記念日だから。

さくらには場面緘黙があって、知らない人への挨拶がとても難しい。先日の町内会の掃除のときに、登校班の保護者の方々に「挨拶や会話ができない可能性があります」とあらかじめ伝えておいた。

そしたら——

消え入るような小声で「おはよう。」って言えた。

ほぼ聞こえないくらいの声だったけど、夫には聞こえた。

全員に向けて言えたかどうかはわからない。でも言えた。その事実だけで十分すぎた。

班員が揃って、親と離れて、出発する姿をしばらく見送った。たぶんさくらは後ろを振り返らなかった。不安でいっぱいだったと思う。それでも前を向いて歩いていた。

頑張れ、さくら。


帰りを待つ間のそわそわが止まらなかった話

午前中の在宅勤務を終えて、そろそろ帰ってくる時間になった。

夫婦2人でお出迎えのために外に出た(はなは幼稚園中)。

何分も前からそわそわして、外でウロウロ。

草むしりをしたり、道を行ったり来たりしたり。他の地区の小学生が通り過ぎるたびに「あの子は学童かな」「あの子は先に帰ってきたのかな」と全然関係ない推察をしながら時間を潰した。

これ、完全に「子どもの運動会を待つ祖父母」のやつ。私たちがそのゾーンに入ってしまっていた。

ついにさくらが帰ってきた。最後の数メートルは先生と2人で並んで歩いてきた。

「おかえりー!!」と夫婦2人で馬鹿みたいに元気よく声をかけたら——

さくらはキョトン顔。

テンション差よ。でも無事だったんだから何でもいい。それだけでいい。


「どうだった?」質問攻めしてしまった反省

家に入ってからも、昼ごはんの最中も、「どうだった?」「何した?」「あれは?これは?」と質問攻めにしてしまった。

鬱陶しかったと思う。ごめんね。

でも聞かずにいられない、これが親というもの。

少しずつ教えてくれたこと:

  • お友達とじゃんけんした
  • 担任の先生の自己紹介を聞いた
  • 机・ロッカーの使い方を習った
  • 登校班で集まって自己紹介があった

初日は問題なく過ごせたとのこと。

これだけ聞けたら十分。

小学校帰りの「話を引き出す」コツ

子どもって、帰ってきた瞬間は疲れていて、「どうだった?」に「普通」か「別に」としか答えないことが多い。

うちで試して効果があったのは——

「何が一番楽しかった?」の一択で聞く。

「どうだった?」は範囲が広すぎて答えにくい。「一番楽しかったことは?」という具体的な質問にすると、子どもが答えやすくなる。

「じゃんけんした」みたいな一言でも返ってきたら、そこから「誰と?」「勝った?」と自然に広げられる。


はなは「歓迎の言葉」をちゃんと言えた

はなの幼稚園では今日が入園式。年長として在園している子たちが新入園児を歓迎する側になる日。

練習してきた歓迎の言葉、ちゃんと言えたとのこと。

さくらも、はなも、それぞれの場所でそれぞれの「今日」を頑張っていた。

年長クラスに転入生が来たらしく、晩ごはんのときに「名前当てクイズ」で一盛り上がりした。「○○ちゃんだと思う!」「違う!」とみんなで騒ぐ、何でもない夕食の光景が最高に幸せだった。


おばあちゃんのサプライズが生んだ奇跡

夕方、サプライズがあった。

おばあちゃんが片道2時間近くをかけて、お誕生日祝いを持って来てくれた。

さくらはこれまで、おばあちゃんちに行っても緊張してあまり喋れないことが多かった。場面緘黙の特性もあって、祖父母との間でも声が出にくいことがある。

でも今日は——

まるで家族と過ごすようにリラックスして、どんどん言葉が出てきた。

夫も驚いたくらい。

自分の家だから安心できたのか、サプライズで会えた喜びがテンションを上げてくれたのか。どちらもあると思う。

妻がはなのお迎えに幼稚園に行く間、さくらとおばあちゃんの2人でお留守番ができるくらいだった。

一方のはなは、今日一緒にいた時間が短かったからか少し緊張して、直接は喋れずくねくねしていたけど、みんなで遊ぶうちにほぐれていった。

帰る時間になったら「えええええーーーーー!!」とブーイングが出るくらい名残惜しがっていた。

おばあちゃんも嬉しかっただろうな。


「自分の家だと話せる」場面緘黙の子どもの特性

今日のさくらを見ていて改めて感じたことを少し書かせてください。

おばあちゃんの家でも、幼稚園でも、なかなか声が出ないさくらが、自分の家では全然違う顔を見せた。

「場所の安心感」がこれほど大きく影響するんだということを、今日また実感しました。

場面緘黙の子どもにとって「安心できる場所か否か」は、話せるかどうかを大きく左右します。

だから——

  • おうちに友達を呼ぶ(自分のホームで遊ぶ)
  • 新しい環境の事前見学をする
  • 知っている大人が近くにいる状況を作る

こういう「安心できる条件」を少しずつ増やすことが、場面緘黙の子どもへのサポートとして効果的だと感じています。

完璧じゃなくていい。今日みたいに「おばあちゃんと2人でお留守番できた」という積み重ねが、少しずつ世界を広げていく。


小学校入学後「あると助かった」100均グッズ

入学してみてわかった「これは買っておいてよかった」グッズをまとめます。全部100均で揃います。

① ネームタグ・お名前シール(ダイソー・セリア) 小学校は荷物への名前付けが必須。ありとあらゆるものに名前が必要になる。シールタイプは貼るだけ、タグタイプは穴に通すだけ。入学前にまとめて買っておくと慌てない。

② ジップロック(大・中・小)(ダイソー) 給食袋・体育着袋に入れきれない小物の整理に使える。習字道具・絵の具セットなど「セットで持っていくもの」の管理に重宝する。

③ クリアファイル(ダイソー) 学校からのプリントが毎日大量に来る。「提出するもの」「保管するもの」でファイルを色分けすると管理がしやすい。

④ 連絡帳カバー(セリア) 連絡帳は毎日出し入れするので傷みやすい。透明カバーをかけておくだけで長持ちする。

⑤ 消しゴム(ダイソー・まとめ買き) 消しゴムはすぐなくなる・すぐ失くす。まとめ買いしておくと慌てない。

⑥ 折りたたみ傘(セリア) 急な雨の日の置き傘として。ランドセルに入るコンパクトサイズがいい。

⑦ 鉛筆削り(ダイソー) 手動タイプで十分。子ども自身が自分で削る習慣がつく。電動は早いけど壊れやすい。

⑧ マグネットクリップ(ダイソー) 学校からのプリントを冷蔵庫に貼るのに使える。「見なきゃいけないプリント」を一箇所にまとめると管理が楽になる。


小学校入学後の「提出物管理」を楽にするコツ

小学校に入ると、毎日のように「明日○○を持ってくるように」「△△を提出してください」という連絡が来る。

これの管理を早めに仕組み化しておくと後がラク。

① 帰ってきたらランドセルを開ける習慣をつける 宿題・プリント・連絡帳を「帰ったらすぐ出す」ルールにする。翌日まで放置すると忘れ物の原因になる。

② プリントは「見たらすぐ署名・捺印」する 後でやろうと思ったまま忘れる、を防ぐ。見たその場でやる習慣をつける。

③ 提出物は専用の「出す場所」に一括管理する 玄関付近やランドセルの指定ポケットに「翌日提出するもの専用の場所」を作っておく。準備のときに迷わなくていい。


まとめ——とにかく、今日は最高の一日だった

小学校初登校。消え入るような「おはよう」。ぽかんとした「おかえり」の顔。質問攻め。おばあちゃんのサプライズ。自分の家でリラックスして喋るさくら。「えええーーー!」のブーイング。

全部ひっくるめて、最高の一日だった。

かなりいいスタートが切れた気がする。明日も、明後日も、ずっと——ニッコリできる日が続くといいな。

続かない日があっても、またニッコリできる日が来ることを信じて。

一緒に頑張ろう、さくら。


また更新します。読んでくれてありがとう。

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