「計量カップ」は、料理やお菓子作りに頻繁に使用されます。
市販の計量カップには200cc、250cc、500ccなどさまざまなサイズがありますが、
レシピに記載されている場合、通常は「1カップ=200cc」を指します。
この記事では、1カップの基本知識、正確な計量方法、
計量カップを使用せずに1カップを測定する方法などについて説明します。
また、計量カップを使用する際の注意点も確認してみましょう。
1カップは何ccなのか?
日本の計量カップは通常、200cc(ml)の容量があり、「1カップ=200cc」となります。
目盛りは通常50ccごとに区切られており、
50cc、100cc、150ccなどを簡単に計測できます。
ただし、米用の1カップは180ccであり、
アメリカの計量カップは240ccが基準ですので、
混同しないようにしましょう。
1カップを大さじや小さじに換算すると?
・小さじ(5cc):水1カップ=小さじ40杯
・大さじ(15cc):水1カップ=大さじ13.3杯
1カップの正確な計量方法
計量カップを使用する際は、正確な計量方法があります。
誤った方法で計量すると、予想した通りの料理にならない可能性が高まります。
液体や粉物を計量する際には、以下の手順に従ってください。
1カップの正確な計量方法・手順
- 計量カップを平らな場所に置く
- 欲しい量をそっと流し込む
- 目盛りを横から覗いて確認する
- 必要に応じて微調整し、目盛り通りになったら完了
【1カップを正確に計量するためのポイント】
液体を計量する際は、少量ずつ加えることが重要です。
目盛りよりもやや少ない量から始め、
徐々に足していくと正確に計量できます。
粉物を計量する場合は、計量カップをトントンと軽く叩いてならすと良いです。
その後、目盛りを横から確認してください。
計量カップが手元にない場合の代替アイデア
「1カップ」という表記があっても、計量カップが手元にないことがあるかもしれません。
そんなときは、代替の調理器具を使用して計量すると良いでしょう。
お玉を使用する
お味噌汁やスープをすくうのに使うお玉や
スープレードルを利用して計量することができます。
サイズによって容量が異なりますが、
一般的な家庭用のお玉(直径約8.5cm)で約70ccの液体や粉物が収容できます。
1カップ相当を測りたい場合は、おおよそお玉で3杯分の液体や粉物を入れてみてください。
紙コップを使用する
市販の紙コップでも計量が可能です。
紙コップのサイズは1オンス(約29.57cc)から30オンス以上までさまざまあり、
使用する紙コップによって容量が異なります。
標準的なサイズの7オンスの場合、約205ccが入りますので、
満杯になるようにすれば、ほぼ1カップ分を計ることができるでしょう。
ご飯茶碗を使用する
一般的なご飯茶碗を利用して計量することもできます。
ご飯茶碗のサイズにはバリエーションがありますが、
一般的には約160~180ccが収容可能とされています。
したがって、1カップ分を計りたい場合は、
ご飯茶碗1杯分と少しだけを目安にすると良いでしょう。
計量カップを使用する際の留意事項
最後に、計量カップを使用する際の留意事項を確認しましょう。
米用カップは容量が180ccに設計されている
計量カップには米を測るためのものがあり、
「1カップ=約180cc」となっています。
米は尺貫法の単位を使用し、1合や2合と数えることが一般的です。
したがって、「1合=約180cm」であるため、
米用カップは180ccに設計されています。
計量カップと米用カップは直接代用できないので、注意が必要です。
必ずしも「1カップ=200g」ではない
水は「1cc=1g」であるため、「1カップ=200g」という関係が成り立ちます。
しかし、液体や粉物によって密度が異なるため、
体積(cc)と重量(g)が一致しないことがあります。
例えば、小麦粉1カップの重さは約100~110gであり、
上白糖1カップの重さは約130gとなっています。
したがって、レシピに「1カップ」と記載されている場合は、
キッチンスケールよりも計量カップを使用して計量する方が正確です。
まとめ
計量カップの容量は通常「1カップ=200cc(ml)」です。
レシピサイトやレシピ本に掲載されている料理を正確に再現するためには、正確な計量が重要です。
ここで紹介した方法を参考に、液体や粉物などを正確に測定できるようにしましょう。